歴史的には、アクチュアリーという職業が成立したのは生命保険分野からであったとされる。つまり伝統的には生命保険会社で活躍する存在であり、近代的生命保険業とアクチュアリーは密接に結びついている、とされる。アクチュアリーの発祥の地は英国であるとされる。
生命保険のように人々が資金を出し合い、リスクが顕在化した人を助ける制度は、頼母子講をはじめ古くから存在した。これに対し、個々の加入者のリスクを測定することによって合理的な保険料を徴収することとしたものを近代的生命保険というが、その加入者のリスク測定にはアクチュアリーの存在が不可欠だった。
また「アクチュアリーが活躍する伝統的分野は、生命保険、損害保険、年金の三分野」とも言われ、アクチュアリーの業務は保険数理、年金数理に基づく保険料、および責任準備金と呼ばれる契約債務の評価などの計算業務を中核にして発展してきた。よって、アクチュアリーは生命保険会社、損害保険会社、信託銀行の年金部門、社会保険を担当する公的組織(厚生省、厚生労働省、公的共済組織 等)、あるいはアクチュアリー系コンサルティング会社などに所属して数理計算業務に携わっていることが多かった。
上述のごとく、リスク測定=死亡率算定から出発したアクチュアリーであるが、近年は、確率論の進歩と金融工学の発展により、生命保険・損害保険・企業年金といった伝統的な分野だけでなく、金融の世界で数理を扱う領域を幅広く取り扱うようになってきている。
各国におけるアクチュアリー
アクチュアリー団体に所属している者をもって「アクチュアリー」と呼ぶ。日本以外の項目では各国のアクチュアリー団体について述べる。
日本において「アクチュアリーになる」とは、「日本アクチュアリー会の正会員になる」とほぼ同義である(外国のアクチュアリー会の正会員もアクチュアリーと呼ばれる)。年金数理人や、保険計理人になるための条件の一つは、日本アクチュアリー会の正会員であることである。2008年3月末現在、日本アクチュアリー会の正会員数は1,219人である(正会員以外も含めた全会員数は3,765人)。
日本アクチュアリー会の会員資格には正会員のほか、準会員、研究会員があり、下記の1次試験・2次試験とも合格すれば正会員、1次試験全科目に合格すれば準会員、それ以外が研究会員である。受験資格は原則として大学を卒業していること。一度に全科目に合格する必要はないが、1次試験にすべて合格しなければ(つまり準会員にならなければ)2次試験は受験できない。したがって最短では2年で正会員資格が取得できることになるが、実際には全科目合格までにかかる期間の平均は8年あるいは9年と言われており、資格試験のなかで難関資格として挙げられることが多い。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
アクチュアリーの歴史について調べてみました。
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